[読書]自分の概念装置をつくりあげる創造的読書論。内田義彦『読書と社会科学』
しばらく前に、Twitter(X)で、読書研究がご専門のある先生が内田義彦『読書と社会科学』を読んで激賞していらした。初版はちょうど40年前の1985年。いわゆる「黄版」の岩波新書である。実は僕も20年前にこの本を読んで…
しばらく前に、Twitter(X)で、読書研究がご専門のある先生が内田義彦『読書と社会科学』を読んで激賞していらした。初版はちょうど40年前の1985年。いわゆる「黄版」の岩波新書である。実は僕も20年前にこの本を読んで…
勤務先の軽井沢風越学園56年生には定期的に「デジタル・シティズンシップ」の授業があって、スタッフで分担しながら授業を作っている。先日その「デジシティ」の授業でYouTubeやROBLOXがユーザーを惹きつける仕組みを学ぶ…
もうだいぶ前の話になってしまうけど、11月23日(日)に全国大学国語教育学会(早稲田大会)の2日目に行ってきました。午前中は課題研究発表「国語科教育研究の存立基盤 <環境>としてのテクノロジー」に出て、午後の自由研究発表…
これはいい本だ。渡辺貴裕『小学校の模擬授業とリフレクションで学ぶ授業づくりの考え方』には、教師が自分で成長していくにはどう学んでいくといいのかを考えるヒントがたくさんある。中核はタイトルにある「模擬授業」だが、同じ模擬授…
またちょっと前の出来事の日記的ふりかえり。今年も軽井沢ブックフェスティバル2025に参加してきました!とはいっても、今年は10/25(土)-26(日)のうち、参加できたのは26日の1日のみ。お手伝いも受け付けくらいしかで…
最近土日に予定が詰まっていたせいでしばらく前のことになるのだけど、10/19(日)『ライティング教育の可能性』のオンライン書評会に参加しました。本の著者の方の多くが揃っての書評会。僕も亘理陽一先生(中京大学)とともに書評…
この数週間、風越学園で子供達の「ふりかえり」に触れる機会が多かった。まず僕の受け持つ国語の授業では、56年生の「作家の時間」のユニットが終わりを迎え、10月上旬には子どもが自分の作品プロセスを語る「オーサーズトーク」があ…
鳥羽和久さんは、長年学習塾を経営している経験をふまえての教育論でよく知られている。ベストセラーの『おやときどきこども』『君は君の人生の主役になれ』はもちろん、最新刊の『それがやさしさじゃ困る』も早くも評判だが、それを読む…
宣伝です! 10/16(木)新刊『中高生のための表現読本 語感を磨くレトリック選』が出ます!表紙のデザインを見ていただいてもわかるように、ご好評いただいている『中高生のための文章読本』の「きょうだい本」ですが、「続編」で…
石田喜美(編)『集団で言葉を学ぶ/集団の言葉を学ぶ』は、学校を主とした言葉の学習の場での人々の関わり合いを論じた論考のならぶ論文集。学びを個人の中でとらえず、人と人との相互作用、人と道具との相互作用の中で生起するものとい…